この記事の商品情報・価格は掲載時点のものです。最新の価格・仕様・在庫は各販売ページでご確認ください。研ぎ作業は保護具を着用し、取扱説明書の安全上の注意に従ってください。
この記事は、刈払機取扱作業者に対する安全衛生教育(厚生労働省の通達に基づく講習)を修了した代表が、実際に刈払機を使う立場で内容を確認しています。
「最近、草刈り機の刃が草に食い込まず、押し返されるようになった」——そう感じたら、替刃の切れ味が落ちているサインです。すぐ買い替えるのも一つの手ですが、金属刃なら自分で研ぎ直して切れ味を復活できるケースが少なくありません。
ただし、刃の種類によっては「研いではいけない」ものもあります。間違った刃を無理に研ぐと、かえって作業効率も安全性も下がってしまいます。
この記事では、Nestrayが草刈り替刃を扱う立場から、研げる刃の見極め方・自宅でできる研ぎ方の手順・買い替えの目安までをわかりやすく解説します。
この記事で分かること
- 草刈り替刃は研いで再利用できるのか(素材ごとの可否)
- 研げる刃・研げない刃の見分け方
- やすり・グラインダーを使った研ぎ方の手順と角度
- 研ぎ直しの限界と買い替えのタイミング
草刈り替刃は研いで再利用できる?まずは素材を確認
結論から言うと、高炭素鋼などの「金属刃」は研いで再利用できます。一方で、円盤のフチに超硬チップを溶接した「チップソー」は、家庭での研ぎ直しには向きません。
草刈り替刃を研ぐべきか判断するうえで、まず確認したいのが刃の素材と構造です。素材によって、研げるかどうか・研ぐ道具・研ぎ直せる回数がまったく変わってきます。
なお、刃そのものの種類や選び方を基礎から知りたい方は、草刈り替刃の素材と選び方(SK5・SK95・チップソーの違い)もあわせて読むと理解が深まります。

正直、チップソーの研ぎ直しは専門業者にお任せするのが無難です。超硬チップは家庭用のやすりでは歯が立ちません。
研げる刃・研げない刃の見分け方
刃を研ぎ始める前に、自分の刃が「研げるタイプ」かどうかを必ず確認しましょう。代表的な3タイプで整理します。
研げる:金属刃(2枚刃・3枚刃・高炭素鋼ブレード)
鉄やSK5・SK95などの高炭素鋼でできた一枚物の金属刃は、刃全体が同じ素材なのでやすりやグラインダーで何度も研ぎ直せます。Nestrayのシュレッダーブレードも、この研げる金属刃にあたります。
研ぎにくい:チップソー(超硬チップ付き円盤)
円盤の外周に小さな超硬チップ(タングステンカーバイド)が付いたチップソーは、チップ部分が非常に硬いため、ダイヤモンドやすりや専用研磨機がないと研げません。家庭では研ぎ直しよりも交換が現実的です。
研ぐ概念がない:ナイロンコード
ナイロンコードカッターは「刃」ではなく樹脂のヒモで草を叩き切る方式のため、研ぐという作業自体がありません。摩耗したらコードを送り出すか交換します。
- 一枚物の金属刃(鉄・SK5・SK95)→ 研げる
- 厚みがあり全体が金属でできている刃 → 研げる
- 外周に銀色の小さなチップが溶接されたチップソー → 家庭では研ぎにくい
- ヒビ・大きな欠け・変形がある刃 → 研がず交換(安全優先)
研ぐ角度は、元の刃先の角度に合わせる
元の角度と違う角度で研ぐと、かえって切れ味が落ちることがあります。研ぐ前に元の刃先の角度をよく見ておくと失敗しにくいです。
自宅でできる草刈り替刃の研ぎ方|必要な道具と安全対策
ここからは、研げる金属刃を前提に研ぎ方を解説します。まずは道具と安全対策から確認しましょう。
必要な道具
- 鉄工やすり(平形)またはディスクグラインダー
- 厚手の作業用手袋(耐切創タイプが安心)
- 保護メガネ
- 万力またはクランプ(刃を固定する)
- ウエス・軍手・刃を拭く布
研ぐ前の安全対策
草刈り替刃は刃物です。研ぐ作業自体にもケガのリスクがあるため、次の点を必ず守ってください。
- 必ずエンジンを停止し、刈刃を本体から外してから作業する
- 素手で刃に触れない(手袋・保護メガネを着用)
- グラインダー使用時は火花が飛ぶため、周囲に燃えやすい物を置かない
研磨中の火花・粉じんから目を守る道具はDIYで目を守る保護メガネの選び方が参考になります。
草刈り作業全体の安全装備については、草刈りの装備・服装完全ガイドで詳しく解説しています。
手順|やすり・グラインダー別の研ぎ方
刃を本体から外し、固定したら、いよいよ研ぎ作業です。もともと付いている刃先の角度(面)に沿って研ぐのが基本原則です。新しい角度を作るのではなく、減ってしまった切れ刃を元の面に沿って蘇らせるイメージです。
ステップ1:刃を固定し、汚れを落とす
万力やクランプで刃をしっかり固定し、付着した草汁や泥をウエスで拭き取ります。汚れたままだとやすりの当たりが安定しません。
ステップ2:やすりで研ぐ場合
平やすりを刃先の面に合わせ、一定方向(押すときだけ)に動かして研ぎます。往復でこすらず、「押し出す」動作で削るのがコツです。左右の刃を同じ回数・同じ力で研ぎ、バランスを保ちます。
ステップ3:グラインダーで研ぐ場合
ディスクグラインダーは作業が速い反面、削りすぎ・熱の入りすぎに注意が必要です。刃を当てすぎると摩擦熱で刃が変色(焼きが戻る)し、かえって切れ味が落ちます。軽く・短く当てて、こまめに冷ましながら研ぎましょう。
ステップ4:左右のバランスを確認する
研ぎ終えたら、刃の重さや厚みが左右で偏っていないかを確認します。バランスが崩れると回転時に振動が出て、作業性と安全性が落ちます。
注意:刃先を鋭く尖らせすぎると欠けやすくなります。紙が切れる程度のシャープさで十分です。
ヒビや変形がある刃は、研いでも直りません。安全のためにも、そこは研がずに新しい刃に交換してください。
研ぎ直しの限界と買い替えのタイミング
研ぎ直しは万能ではありません。次のような状態になったら、研がずに新しい替刃へ交換するのが安全です。
- 刃に5mm以上の大きな欠けがある
- ヒビ・割れが入っている
- 研ぎ減って刃幅が大幅に細くなった
- 変形・反りが出ている
特にヒビや変形を放置して使うと、高速回転中に刃が破断して飛散する恐れがあり危険です。2枚刃の事故リスクについては草刈機の2枚刃は危険?事故事例と回避方法もご確認ください。
研ぎ直しで延命できる金属刃でも、消耗品であることに変わりはありません。シーズン前に新しい替刃を用意しておくと、切れ味の落ちた刃を無理に使い続けずに済みます。
SK5・SK95素材の草刈り替刃なら研いで長く使える(Nestray)
「どうせ研ぐなら、最初から研ぎ直しに強い刃を選びたい」という方には、高炭素鋼を使ったNestrayのシュレッダーブレードがおすすめです。
Nestrayの替刃は、刃全体が高炭素鋼(SK5/SK95)でできた一枚物の金属刃なので、やすりやグラインダーで研ぎ直して長く使えます。チップソーのように「チップが取れたら終わり」ではなく、切れ味が落ちても自分でメンテナンスできるのが強みです。
高炭素SK95モデル(切れ味の持続を重視する方に)
硬度の高いSK95を採用したモデルです。葛・ススキ・笹のような手強い雑草にも対応し、研ぎ直しながら長く使えます。


価格は時期により変動します。最新価格は各サイトでご確認ください。
高炭素SK5モデル(バランス重視・扱いやすさで選ぶ方に)
SK5を採用した255mmのモデルです。研ぎ直しに対応しながら、取り回しのよさと切れ味のバランスがとれています。
迷ったらまずはこれ。研いで長く使える替刃を探している方におすすめのモデルです。
商品ラインナップの詳細はNestray公式の草刈り替刃ページでもご確認いただけます。どのモデルを選べばよいか迷う方は、草刈り替刃の用途別おすすめ3選が参考になります。
よくある質問(FAQ)
草刈り替刃は何回くらい研ぎ直せますか?
刃の厚みや使い方によりますが、金属刃なら刃幅が大きく減るまで複数回研ぎ直せます。ヒビや欠けが出たら回数に関わらず交換してください。
チップソーは自分で研げますか?
超硬チップ部分はダイヤモンドやすりや専用研磨機が必要で、家庭では難易度が高めです。一般的には研ぎ直しより交換が現実的です。
研ぐと切れ味は新品同様に戻りますか?
適切に研げば切れ味は大きく回復します。ただし刃は研ぐたびに少しずつ減るため、いずれは交換が必要な消耗品です。
グラインダーがなくても研げますか?
鉄工やすり(平形)があれば手作業でも研げます。時間はかかりますが、削りすぎや熱の入りすぎを防ぎやすい利点があります。
まとめ
草刈り替刃は、刃の素材を見極めれば自分で研いで切れ味を復活できます。最後に要点を整理します。
- 高炭素鋼などの金属刃は研げる/チップソーは家庭では研ぎにくい
- 研ぐときはもとの刃先の角度に沿って、左右バランスよく
- ヒビ・大きな欠け・変形があれば研がずに交換(安全優先)
- SK5・SK95素材のNestray替刃なら研ぎ直して長く使える
切れ味が落ちた刃を無理に使い続けると、作業効率も安全性も下がります。研ぎ直して延命しつつ、シーズン前には新しい替刃を一枚用意しておくのが、結局いちばん効率的です。気になった方は、まず最新の在庫状況をご確認ください。











コメント