この記事の価格・仕様は2026年8月時点のものです。最新の価格と対応サイズは各販売ページでご確認ください。刈る時期は地域と草の種類で前後します。作業のやり方は一般的な目安なので、必ずお手持ちの機械の取扱説明書の指示を優先してください。
夏に一度きれいにしたはずなのに、気づけばまた膝の高さまで伸びている。かといって毎月やる時間はない。草刈りは結局、年に何回やるのが正解なのか——ここで迷っている方は多いはずです。
先に結論から。草刈りは年2〜3回、そのうち1回を9〜11月の「刈り納め」に当てるのが、いちばん手間の少ないやり方です。回数を増やすより、刈る時期をずらすほうが効きます。
そしてもうひとつ。秋の草刈りがしんどい理由は、刈る作業そのものではなく刈ったあとの草を集める時間にあります。この記事では時期の目安と、その片付けごと軽くする刃の選び方まで通しで説明します。
この記事で分かること
- 草刈りは年に何回が目安か。時期ごとに「何を狙って刈るのか」
- 秋の刈り納めを1回入れると、来年の1回目が軽くなる理由
- 刈り納めはいつまでにやればいいか(気温と霜の目安)
- 伸びきった草・寝た草に合う替刃の選び方と使い分け
- 刈り納めの手順と、終わったあとの5分でやること
草刈りは年に何回?目安は2〜3回
草刈りの回数は、一般には年3回が理想とされています。庭や空き地の管理なら、年2〜3回でだいたい回ります。大事なのは回数そのものより、どの時期に刈るかです。
| 時期 | 草の状態 | この回の狙い |
|---|---|---|
| 6〜7月 | 伸びる勢いが一年で最も強い | 背丈を抑える。ここを飛ばすと秋が重くなる |
| 9〜10月 | 伸びが鈍り、穂が出はじめる | 種をつける前に刈る |
| 11〜12月 | 枯れはじめる | 冬の見た目を保ち、春先の作業を軽くする |
年3回すべてやる必要はありません。時間が取れないなら、6〜7月に1回、秋に1回の2回に絞る。この2回は目的がはっきり違うので、どちらか片方だけにするなら秋を残します。理由は次の見出しで説明します。
秋の「刈り納め」を1回入れると、来年の1回目が軽くなる
秋の草刈りには、夏の草刈りにはない利点が3つあります。
- 穂が出て種が落ちる前に刈れる。翌年の生え方は種の量に左右されます
- 草の勢いが落ちているので、刈ったあとに伸び戻るまでが長い
- 気温が下がって作業しやすい。真夏のような熱中症の心配が減る
同じ1回でも、8月に刈るのと9月末に刈るのとでは、次に伸びてくるまでの時間がまるで違います。秋の1回は、夏の1回より効きが長持ちするということです。
回数を増やす前に、時期をずらす
「刈っても刈っても生える」という場合、多くは真夏に集中して刈っています。8月にもう1回、と考える前に、その1回を9月下旬に移してみてください。労力は同じで、きれいな状態が続く期間だけが伸びます。
お客さんと話していて多いのが「夏に頑張って3回刈った」という声なんです。でも、そのうちの1回を秋に回すほうが、たぶん楽になります。夏の草は刈ったそばから追いかけてくるので。
秋の草刈りはいつまで?気温と霜が目安
「いつまでにやればいいか」は、日付ではなく気温で考えると外しません。
朝晩の気温が15℃を下回るころから、草の伸びははっきり鈍ります。このタイミングで1回入れておくと、春先まで手をかけずに済みます。関東の平野部ならおおむね11月いっぱい、寒い地域なら10月中がひとつの区切りです。
一方で、遅らせすぎるのも考えものです。
霜が降りたあとの朝や、地面が凍っている日の作業は避けてください。足元が滑りやすく、霜柱で浮いた土から石が顔を出していることもあります。作業するなら、露が乾いた昼前後がいちばん安全です。
秋の草刈りが重い本当の理由は「刈った後」
秋に刈る草は、一年でいちばん量が多くなります。背が高く、密度もある。そして、ここがつらいところなのですが——刈る時間より、集める時間のほうが長くなります。
刈り倒した草をレーキでかき集め、袋に詰め、置き場まで運ぶ。この片付けが億劫で、秋の1回をつい先送りにしてしまう——よくある話です。
そこで選択肢になるのが、刈った草を細かく砕きながら刈る「粉砕型」の刃です。細かくなった草はその場に散って地面に返るので、集める作業そのものが減ります。
粉砕型は「集めない」が前提の刃
背の高い草をいきなり根元から刈ると、長いまま倒れて粉砕されません。上から2〜3段に分けて刈り下ろすと、刃が何度も草に当たって細かくなります。急がず、低い回転で押し込まないのがコツです。


刈り納めの主役になりやすいのが、この3枚刃タイプです。刃が薄く回転が落ちにくいので、寝てしまった草やススキのような背の高い草を、上から叩くように砕いていけます。
価格は時期により変動します。最新の価格は各サイトでご確認ください。
なお、刈り取った草を燃やして処分するのはいわゆる野焼きにあたり、原則として法律で禁止されています。農林業でやむを得ない場合などの例外はありますが、線引きは自治体ごとに案内が違います。処分方法はお住まいの自治体のごみ出しルールで確認してください。
秋の草に合う替刃の選び方
秋の草は、夏の草とは状態が違います。茎が硬くなり、背が高く、風で寝てしまっている——この3つが同時に来るのが秋です。
この時期に多いのが、ツルが刃に巻き付いて作業が止まるという悩み。細かい刃が並んだチップソーは、絡んだツルを切り離せずに巻き込んでしまいがちです。刃数の少ない2枚刃・3枚刃は、この点では有利になります。
| 項目 | 3枚刃 305mm | 粉砕2枚刃 270mm | SK95 305mm | SK5 255mm |
|---|---|---|---|---|
| 得意な場面 | 寝た草・ススキ・量が多い場所 | 広い平地で一気に粉砕したい | 藪になった場所・背の高い草 | 小型機で軽く長く作業したい |
| 厚み | 1.4mm(75Cr1) | 4.0mm(4種でいちばん厚い) | 2.2mm(高炭素鋼SK95) | 2.0mm(高炭素鋼SK5) |
| 裏返しての使用 | 不可 | 不可 | 両面リバーシブル | 両面リバーシブル |
| 向く機械 | 出力に余裕のある機械 | 出力に余裕のある機械(斜面はきつい) | 出力に余裕のある機械 | 小型・軽量の機械にも |
刈る面積が広く、平らな場所が中心なら、厚さ4mmの粉砕2枚刃(270×80×4mm)という選択もあります。厚みがあるぶん、寝たススキも押し倒さずに砕いていけます。ただし刃そのものが重いので、斜面や足場の悪い場所にはおすすめしません。平地専用と割り切れる方に向く1枚です。
刈り納めが一日仕事になりそうなら、切れ味の持ちでSK95を選ぶ手もあります。刃を裏返して両面使えるので、片面が鈍ってきたら向きを変えて続けられます。
小型の機械をお使いなら、外径255mmのSK5が合います。刃が軽いぶん機械への負担が小さく、長い作業でも腕が持ちました。
Nestrayの替刃は、刈った草を細かくすることを前提に厚みと形を決めました。刈るところだけでなく、片付けまで含めて作業時間を短くしたい方向けです。用途ごとの違いは草刈り替刃の用途別おすすめ3選で詳しく比較しています。
正直なところ、金属刃は石の多い場所には向いていません。刃こぼれしますし、跳ね返りも強くなります。砂利まじりの場所が混ざるなら、そこだけナイロンコードに替えるほうが結果的に長持ちします。
石まじりの場所での判断は石が多い庭で3枚刃は使えるか、充電式の機械をお使いなら充電式の草刈機で3枚刃は使えるかをどうぞ。
刈り納めの手順
いきなり根元を狙わず、まず穂先、次に中ほど、最後に根元の順で刈り下ろします。刃に草がかぶさらないので回転が落ちず、刈った草も細かくなります。
地面すれすれまで刈ると刃が土を叩き、石をはじきます。少し残して刈るほうが、刃も長持ちします。
青いまま袋に詰めると重く、においも出ます。二〜三日そのまま置いて乾かすと、かさも重さも減ります。
来年また同じ場所から生えてくるのが分かっているなら、刈ったあとの地面に防草シートを敷いておくと、次の草刈りの範囲そのものを減らせます。
刈り終わったあとの5分でやること
刈り納めのあとにやることが、ひとつだけあります。刃を機械に付けたまま物置に入れないでください。
草の汁が付いたままの刃は、冬のあいだにサビが進みます。春になって出してみたら刃が赤茶色、というのはよくある話です。刃を外して汚れを落とし、油を薄く塗って乾いた場所に置く。ここまでが刈り納めです。
具体的な手順は草刈り替刃の保管とサビ対策にまとめました。切れ味が落ちていると感じたら、替刃の研ぎ方もあわせてどうぞ。
よくある質問
- 草刈りは最低でも年に何回やればいいですか?
-
庭や空き地の管理なら、年2回でもかたちになります。6〜7月と9〜10月の組み合わせが基本です。どちらか1回しか取れないなら、伸び戻りの少ない秋を選んでください。
- 冬のあいだは草刈りをしなくていいですか?
-
草の伸びが止まる時期なので、刈る必要はほとんどありません。ただし枯れ草が残っていると春の作業がしにくくなるため、11〜12月に一度整えておくと春が楽になります。
- 刈った草はどう処分すればいいですか?
-
燃やす処分(野焼き)は原則として法律で禁止されています。乾かしてかさを減らしてから、自治体のルールに従って出してください。粉砕して地面に返せる刃を使えば、出す量自体を減らせます。
- 秋の草刈りにはチップソーと2枚刃、どちらが向いていますか?
-
ツルや背の高い草が多い場所では、刃数の少ない2枚刃・3枚刃のほうが絡みにくく作業が止まりません。細かい草の仕上げ刈りや、石まじりの場所はチップソーやナイロンコードが向きます。場所によって使い分けるのが現実的です。
まとめ
- 草刈りは年2〜3回。6〜7月・9〜10月・11〜12月がそれぞれの狙い
- 1回しか取れないなら秋。伸び戻りが少なく、種をつける前に刈れる
- 目安は朝晩が15℃を下回るころ。霜が降りてからの作業は避ける
- 秋の重さは「刈った後の片付け」。粉砕できる刃で集草を減らす
- 刈り終わったら、刃を外して汚れを落として保管する
秋の1回は、来年の自分への引き継ぎのようなものです。ここで刈っておくと、春に見る景色が変わります。
Nestrayの草刈り替刃は、刈るところから片付けまでをひとつづきの作業として考えて作っています。ラインナップと対応サイズは草刈り替刃の商品ページでご確認ください。













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