迷ったらココだけ:3択早見
- 壁際・ブロック際・木の根元・石が多い庭 → ナイロンコード
- 広い場所で笹や葛を刈る/刈った草を集めたくない → 粉砕タイプの金属刃(シュレッダーブレード)
- 柔らかい草だけ・年に2〜3回 → どちらでも可。安全を優先するならナイロンコード
👉 見落とされやすいのが2つ目。金属刃の中には「刈った草を細かく砕くタイプ」があり、ここが片付けの時間を大きく変えます。
この記事の仕様は2026年9月時点のものです。最新の価格と対応サイズは各販売ページでご確認ください。使い方は一般的な目安です。刃の対応径・回転数など機械側の条件は、必ずお手持ちの草刈り機の取扱説明書の指示を優先してください。
草刈り機の刃を買い替えるとき、多くの人が最初にぶつかるのが「ナイロンコードと金属刃、どっちがいいのか」という分かれ道です。調べてみると、たいていの記事は「両方用意して使い分けましょう」で終わっています。
でも、両方そろえる予算と置き場所がある人ばかりではありません。知りたいのは「それで、うちの庭はどっちなの」という一つの答えのはずです。
この記事では、刈っている時間ではなく「作業が終わるまでの時間」という物差しで比べ直します。刈った草を集める時間まで足すと、答えが変わることがあるからです。
この記事で分かること
- ナイロンコードと金属刃の、いちばん実用的な分け方
- ナイロンコードが向いている場所と、向いていない場所
- 「刈った後の片付け」で差が出る理由
- 金属刃の弱点(飛び石・キックバック)と、その避け方
- 5つの質問で自分がどちらかを決める方法
結論:決め手は「刈った後の片付けにかかる時間」
草刈りの作業時間は「刈る時間」と「片付ける時間」の合計です。ところが、ナイロンコードと金属刃の比較記事は、ほとんどが刈る場面だけを見ています。
実際に庭や畑の草刈りをしてみると、刈り終わってからの時間が意外と長いことに気づきます。倒れた草を熊手で集め、袋に詰め、置き場所まで運ぶ。刈るのに1時間かかった場所で、片付けにも同じくらいかかることは珍しくありません。
この片付けの重さは、選んだ刃によってはっきり変わります。しかも変わり方が3通りあるのが、あまり語られていないところです。
お客さまからよくいただく声は、実は切れ味の話じゃないんです。「集める作業がぐっと減った」「片付けが軽くなった」という感想が届きます。刈る場面ばかり比べていると、ここが見えないままになってしまうんですよね。
ナイロンコードが向いているのはこんな場所
先にこちらからお伝えします。Nestrayが扱っているのは金属刃だけですが、ナイロンコードのほうが明らかに向いている場所があります。
ナイロンコードは、高速で回るナイロンの紐が草を叩いて切る仕組みです。刃物ではないので、当たったときの考え方が金属刃とまったく違います。
- 壁際・ブロック際・フェンス際:紐なので当ててもコンクリートや柵を傷つけにくく、キワまで刈れる
- 木や柱の根元:幹に当たっても樹皮を大きく削りにくい
- 石やコンクリート片が多い場所:金属刃のように刃こぼれしない
- 人や車が近い場所:万一当たっても、金属刃に比べて大きな怪我につながりにくい
- 柔らかい草だけの場所:刈り上がりが細かく、見た目がきれいに仕上がる
とくに「障害物が多くて刃を当てたくない場所」ではナイロンコードが第一候補になります。金属刃で無理に攻めると、刃も庭も傷んでしまうからです。ナイロンコードとその取り付け部品は、ホームセンターや農機具店で手に入ります。
石が多い庭に金属刃を持ち込まない
石やブロック片が転がっている場所で金属刃を使うと、刃こぼれが早く進みます。跳ね返りも起きやすく、危険も増えるところ。石場だけコードで先に片付けてから、広い場所を刃で刈るという順番にすると、刃を長く使えます。
ナイロンコードの弱点は、刈り終わってから出てくる
ナイロンコードの弱点は、使っている最中よりも「その後」に出てきます。ここからが本題です。
草が広い範囲に飛び散る
ナイロンコードは草を叩いて切るため、切れた草が勢いよく周囲へ飛びます。刈った場所の中で完結すればいいのですが、実際は玄関先・駐車場・隣家との境・洗濯物のあたりまで飛んでいきます。
刈った場所は細かくなってきれいでも、飛んだ先を掃く作業が増える。これが、コードを使い慣れた人が口をそろえて言う面倒くささです。小石を巻き込んで飛ばすこともあるので、車の近くではとくに気を使います。
コードそのものが減っていく
ナイロンコードは消耗品です。先端が削れるだけでなく、硬い茎に当たると根元から切れることもあります。切れるたびに引き出したり、巻き直したりする手間がかかります。
作業を止めてコードを直す時間は、1回あたりは短くても、広い場所では積み重なります。買い足す費用も継続的に発生します。
硬い草には歯が立たない
柔らかい草は得意でも、笹・葛のツル・太くなった茎はナイロンコードでは刈り切れません。無理に押し当てると、時間ばかりかかって前に進まなくなります。
硬い草が混じる場所での刃選びは、笹が硬くて刈れないときの草刈り刃の選び方で詳しく比べています。
機械への負担が大きい
回転する紐は空気抵抗が大きく、機械にかかる負担も金属刃より重くなります。パワーの小さい機械では回転が落ちやすく、バッテリー式では消耗が早くなります。
金属刃で片付けが減る理由|「粉砕タイプ」という選び方
ここが、コードか刃かで迷っている人がいちばん見落とすところです。金属刃はひとくくりではなく、刈った草の残り方が種類によって違います。
一般的なチップソー(丸ノコのような刃)は、草をスパッと切り倒します。切れ味はいいのですが、刈った草は長いまま地面に横たわります。これを熊手で集める作業が、片付けの時間の正体です。
一方、Nestrayが扱っているシュレッダーブレード(粉砕タイプ)は、刈りながら草を細かく砕いていきます。細かくなった草はその場に散らばって沈むため、集めずにそのまま置いておける場面が増えます。
「片付けが減る」であって「ゼロになる」ではありません
粉砕タイプでも、草の量が多い日や丈が高い場所では、多少の刈りカスは残ります。正しくは「集める作業がかなり軽くなる」です。ゼロを期待すると当てが外れるので、ここは先にお伝えしておきます。
Nestrayの替刃がお客さまに選ばれている理由も、切れ味そのものより「刈ったあとがラクになる」という点にあります。届く感想では、葛のツルや笹が絡んで作業が止まらないこと、そして刈った草を集める手間が減ったことが繰り返し挙がります。
Nestrayの中でもっとも粉砕力が高いのは、厚み4mmの270×80mm・2枚刃モデルです。ただし厚いぶん重く、斜面や長時間の作業では負担が増えます。扱いやすさとのバランスを取るなら、305mmの3枚刃タイプが有力な候補。上から叩くように草を砕いていくので、丈のある雑草でも作業が止まりにくくなっています。


在庫は時期によって変動します。気になった方は各サイトで在庫と最新価格をご確認ください。
金属刃の弱点|飛び石・キックバック・石の多い場所
金属刃をすすめる以上、弱点も隠さずに書きます。ここを知らずに買うと、後で困るのはお客さまだからです。
飛び石は、金属刃でいちばん気をつけたい点です。回転する刃が小石をはじくと、勢いよく飛びます。車・窓・人が近くにある場所では、刈る向きと立ち位置に気を配る必要があります。
キックバックは、刃の先が石や太い茎に当たったときに、機械が思わぬ方向に跳ねる現象です。とくに刃の右前あたりを当てたときに起きやすく、力任せに振ると危険が増します。
そして前にも書いたとおり、石が多い場所は金属刃に向いていません。
目の保護だけは先に用意する
金属刃を使うなら、ゴーグルか保護メガネは必需品です。普段メガネをかけている方は、メガネの上から装着できるタイプが、結局いちばんラクです。刈る前の10秒で、あとの後悔がひとつ減ります。
装備のそろえ方は草刈りのゴーグル・保護メガネの選び方に、石が多い庭での刃の扱いは石が多い庭で3枚刃は使えるかにまとめています。
比較表|「終わるまでの時間」で並べ直す
刈る場面だけでなく、片付けまで含めて3つを並べます。
| 項目 | ナイロンコード |
一般的な金属刃 (チップソー等) |
粉砕タイプの金属刃 (シュレッダーブレード) |
|---|---|---|---|
| 柔らかい草 | 得意 | 得意 | 得意 |
| 笹・葛のツル | 苦手 | できるが絡みやすい | 得意 |
| 壁際・木の根元 | 得意 | 不向き | 不向き |
| 石が多い場所 | 得意 | 不向き | 不向き |
| 刈った草の残り方 | 細かいが広く飛散 | 長いまま横たわる | 細かくその場に残る |
| 集める作業 | 飛んだ先の掃除が要る | 熊手で集める作業が要る | 大きく減らせる |
| 消耗と手間 | コード交換・巻き直し | 刃の交換・研ぎ | 刃の交換・研ぎ |
| 機械への負担 | 大きい | 小さめ | 小さめ |
| 安全面の注意 | 小石の飛散 | 飛び石・キックバック | 飛び石・キックバック |
こうして並べると、片付けでいちばん損をするのは、実は一般的な金属刃を使っている人だと分かります。「コードか刃か」の2択で考えていると、この第3の選択肢が視界から消えてしまいます。
本音を言うと、うちは金属刃しか作っていないので「刃がいいですよ」と言いたくなる立場です。それでも、石だらけの場所や壁のキワはコードのほうが向いています。無理に刃をすすめて刃こぼれさせてしまうより、そこだけコードを使ってもらうほうがずっといいと思っています。
5つの質問で、あなたがどちらかを決める
上から順に答えてみてください。2番目までで「はい」が出たら、その時点でナイロンコードが向いています。3番目から先に進んだ方は、金属刃側で考えて大丈夫です。
はい → ナイロンコード。金属刃は刃こぼれと跳ね返りが増えます。
はい → ナイロンコード。刃を当てたくない場所が多いなら迷う必要はありません。
はい → 金属刃。コードでは時間ばかりかかって進みません。
いいえ → 粉砕タイプの金属刃。集める作業を減らせるのがこのタイプの持ち味です。
いいえ → 金属刃の中でも軽いものを選びます。重い刃は振り回す負担が増えます。
3番目以降で金属刃側に振れた方は、次は刃の種類選びに進みます。4問目で「いいえ」だった方は粉砕力の高いモデル、5問目で「いいえ」だった方は軽いモデルが目安です。どちらでもない方は、まず定番の305mm・2枚刃から見てみてください。
上の条件に当てはまる方は、この定番モデルが扱いやすい1枚です。
よくある質問
- ナイロンコードと金属刃、両方持つべきですか?
-
両方あれば理想的ですが、必須ではありません。作業の大半がどちらの条件に当てはまるかで決めて構いません。壁際が少しだけある程度なら、その部分は手鎌で済ませるという手もあります。
- 粉砕タイプの刃を使えば、草の片付けは本当にいらなくなりますか?
-
いらなくなるとは言い切れません。草の量が多い日や丈が高い場所では刈りカスが残ります。正確には「集める作業がかなり軽くなる」で、ゼロにはなりません。
- ナイロンコードは草刈り機を壊しませんか?
-
すぐ壊れるわけではありませんが、金属刃より機械にかかる負担は大きくなります。パワーの小さい機械やバッテリー式では、回転の落ち方や消耗の早さを感じやすくなります。
- いま付いている刃と交換できるか、どこを見れば分かりますか?
-
外径と穴の直径を確認します。多くの機種では穴径25.4mmが標準です。詳しい確認手順は草刈り替刃のサイズの選び方にチェック表を載せています。
まとめ|金属刃に決めたら、次は刃の種類を選ぶ
ナイロンコードと金属刃は、優劣ではなく場所で決まります。石や壁際が多いならコード、広い場所で硬い草を刈るなら金属刃。そして刈った草を集めたくないなら、金属刃の中でも粉砕タイプを選ぶ、という順番です。
同じ庭でも、刈る速さで選ぶか、片付けまで含めて選ぶかで答えは変わります。
金属刃に決まった方は、次に刃の種類を選びます。用途ごとの向き不向きは以下の記事にまとめています。
- 草刈り替刃の用途別おすすめ3選|シュレッダーブレード・SK5・SK95の使い分け
- 草刈機の2枚刃vs3枚刃|違いと状況別のおすすめ
- 草刈り替刃のサイズの選び方|外径・穴径25.4mmの適合チェック表
- 草刈りのゴーグル・保護メガネおすすめ|曇り・隙間で選ぶ
Nestrayの替刃はシュレッダーブレードのシリーズです。熊手を持つ回数を減らすことを目指して作っています。
ただし粉砕力は同じではありません。厚みのある270×80×4mmのモデルがもっとも強く、305mmのSK95や255mmのSK5は扱いやすさ寄りです。ラインナップはNestray公式サイトからもご覧いただけます。
力に自信がない方や、小型の草刈り機をお使いの方には、255mmの軽量タイプが扱いやすい入口になります。
気になった商品は、まず各サイトで在庫状況をご確認ください。











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